文化財繫ぐ

 
合同会社大西漆芸修復スタジオは、
九州・福岡県にて漆芸文化財の保存修復を行う会社です。
 
美術館や博物館などの施設で展示活用されている漆芸文化財は、手から手へ、世代から世代へと受け継がれてきた工芸品です。

工芸品は美術意匠と技巧によって美感を与えると同時に、日常生活で使用するものでもあります。
使い続けたい、伝え遺したいという人々の想いによって、繰り返し修復が行われ、日常使用としての役割を終えてもなお大切に保管されてきました。
 
漆芸文化財は多種多様な材料を用いて制作されているため、経年による素地構造の歪みや各素材の劣化によって、その装飾性と機能性が徐々に失われていきます。
過去の修復で漆の塗り直しや加飾の復元がなされている作品も少なくありません。
現在の修復理念では施さないこのような処置も先人たちの「伝え遺したい」気持ちがあってのことだと思います。
私たちは、作品に積み重なった歴史と人々の想いが次の世代にも受け継がれていくことを願い、今できる最善の修復処置を考えながら慎重に手掛けております。
 

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