現在我が国で行われている、指定文化財漆工芸品の保存修復に則り、
現状保存修復を原則とした本格的な修復処置を行います。
九州国立博物館の協力のもと、
X線
CT調査などの科学的な調査も必要に応じて実施いたします。
例
- クリーニング
- 構造安定
- 塗膜の接着(剥離・剥落止め)
- 金貝や螺鈿の再接着(剥離・剥落止め)
- 欠損箇所の充填
- 漆固め(艶の回復)
欠損箇所の修復前
国(文化庁保管) 叢梨地牡丹唐草向鶴紋散蒔絵調度の内、髢箱
欠損箇所の修復後
国(文化庁保管) 叢梨地牡丹唐草向鶴紋散蒔絵調度の内、髢箱
業務手順
- お問い合わせ
- 調査費用のお見積り
- 現地調査、所有者の方との修復方針の検討
- 修復計画書と御見積書の作成・提出
- 作品のお預かり
- 修復作業、科学的な調査
(期間中、工房にて経過をご確認いただくことも可能です。) - 作品のご返却、修復報告書の提出